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阿武隈山地には２つの「鎌倉岳」があります。一つは田村市にあるあるもので常葉（ときわ）の鎌倉山、そしてもう一つは、今回登った古殿町竹貫にある鎌倉岳です。登山口へは常磐道方面からだと、いわき勿来ICから山越えルートが最短距離ですが、途中から車がすれ違えないほどの狭い林道になるので、磐越道から国道49号線、349号線と進んだ方が良いかもしれません。

竹貫の鎌倉岳は669ｍという低山ながら、古くからの修験の山というだけあって山頂付近には急峻な岩場が現れます。しかし山腹は穏やかで、春先から初夏の頃には鮮やかな新緑やカタクリ、イワウチワなどの可愛らしい花々が楽しめます。また、山頂からの眺めは360度ほぼ遮るものがなく、安達太良山、吾妻連峰、阿武隈の山、那須連邦などが良く見えるのも魅力です。どの登山口からも2時間から3時間で往復できるので、山頂でゆっくり景色を楽しむことができます。

この日は汗ばむような陽気の中、思いっきりの青空と新緑の緑をたっぷり楽しむことができました。
真夏の熱い時期には避けたい山ですが、新緑の今頃はお花も楽しめてお勧めです。

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